西東京市の呼吸器内科 内科 ますだ内科クリニック|花小金井 田無

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気管支喘息

気管支喘息はその名のとおり“息が喘(あえ)”ぐ病気です。

繰り返しおこる咳や息を吐くときにヒューヒューと音のでる喘鳴(ぜんめい)や息苦しさが特徴です。

原因

ダニ・ハウスダスト・花粉・ペットなどのアレルギーが原因となったり、感冒・運動・天候の変化・タバコの煙・汚れた空気・ストレスなどが誘因となり、気管支に炎症をおこして気管支内腔が狭くなることで症状を引き起こします。

ざっくりいうと気管支喘息は気道の慢性的なアレルギーが原因となる好酸球性の炎症が病態です。

ですからしっかりと炎症を鎮静化し発作を起こさせないようにすることが大切です。

私が医師になった1990年頃は日本全国で年間6,000人の喘息患者さんが亡くなられていましたが、現在は年間1,000人程度まで減少しています。

症状や問診から気管支喘息を疑った場合は各種検査によりできるだけ正確に診断し、「喘息予防・管理ガイドライン」に沿って完全なコントロールを目指していきます。

治療について

喘息の治療は副腎皮質ステロイドと長時間作用型β刺激薬の吸入治療がメインになります。

患者さんにあった吸入デバイス(器具)を選択し、患者さんが正しく吸入できるかを見極めながら、門前薬局の薬剤師さんにも協力していただき、患者さん一人ひとりにあった指導をしていきます。

さらに吸入以外にも各種薬剤を組み合わせて、難治喘息には抗体医薬品など新しい薬剤も使っていきます。

これらの治療薬を組み合わせ、気管支の炎症を鎮静化し発作を起こさせないようにし、根気強く治療を継続することで発作を予防していきましょう。

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